ドライブ

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高梨は、嬉しそうに笑顔で「よかった。あのうよかったら今度の日曜日ドライブに行きませんか。」と誘う。 まり子も、ドライブぐらいならいいかなと気を許して、承諾する。 日曜日になり、まり子は子供を妙子に預けて、高梨の運転する車に乗り込むと一緒にドライブへと行く。 しばらく走っているととてもいい景色を眺めてまり子は、「高梨さん、とても素敵な眺めですね。」と声をかける。 高梨は笑顔で「まり子さん、よく見といた方がいいよ。もう二度とみられないからね。」と言うのだ。 まり子は驚いた。どういう意味だろう。 まり子は「高梨さんそれはどういう意味ですか。」と聞くと 高梨は「このドライブが終わればわかるよ。」と言うと不気味な笑いをする。 このドライブが二人の人生を狂わす。 これがすべてのはじまりだった。 この小さな村で起こる、あの悲惨な監禁殺人事件の被害者にまり子がなるとは誰も思いもしなかった。                     おわり
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