第3章

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「これは事故、最初から恨みなんてなかったんだよ」 敦はそう言うと、ホワイトボードの『恨み』を消した。 「ナオちゃん、宮原先生に報告しておいで」 「『おっさん』とお呼びなさい」 「おっさん、それはいいから早く行きなさい」 ナツはシクシクと泣き続けるワカを支えながら、そう言って私を送りだした。 「わかった、行ってくるわ」 私は、宮原先生の部屋へ急いだ。
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