第1章

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チャイムの音を聴きながらゆっくり歩いて門を出た。 学校内から誰が後ろ姿を見てるかわからない。ドキドキしながら細心の注意を払う。学校が見えなくなるまでゆっくり具合悪そうに歩いた。 駅近くのドラッグストアで、風邪薬と冷えピタと柔らかいアイスノンを買って店を出た。 さすがにこんな時間に学生服すがたは目立つ。こそこそ歩いていると返って目立つような気がした。 仮病を使い早引けしたけど、人助けのためだ。 堂々と買い物をしよう。悪いことをしている訳じゃない… そう心に言い聞かせ先を急いだ。 次はスーパーに寄って、まずポカリ2本、お米や鍋が無いかもしれないからお粥のレトルトを3パック、熱があっても食べやすいヨーグルトとゼリー、二個ずつそれとバナナとりんごを買った。 これだけあれば明日まであるだろう。 買い物を終えて携帯の地図を見ながらアパートに向かった。
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