第1章

2/7
前へ
/7ページ
次へ
出てきたのは真っ黒の画面。 文字や画像などは一切ない。 なんじゃこりゃ?何も出てこねぇじゃねぇか!! やっぱ"釣り"かよ。 すると突然白い文字が浮かび上がってきた。 「おお!何か出てきた!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 大富豪になりたいか? はい いいえ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー なんだぁ?この質問は!? なりてぇに決まってんだろ!早くなり方教えろや! 俺は迷わず"はい"をクリックした。 また新しい文字が浮かび上がる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 魂を賭ける覚悟はあるか? はい いいえ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 魂を賭けるだぁ?? 全く意味わかんねぇよ! ビックになれんだったら魂でも何でも賭けてやるよ! 俺はまたすぐさま"はい"をクリックした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー それではまず己の魂を賭けてもらう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーピカッー 「うぉ!」 突如パソコンの画面から強烈な光が放たれた。 俺は目が眩み、目を閉じた。 すると何故だか頭が引っ張られるような感覚に陥る。 「ぐぅ…頭がいてぇ」 まるで脳内の細胞を破壊されている様な激痛が走る。 あまりの痛みに徐々に意識が薄れていくのがわかる。 「ああああああ!!!」 俺は目の前が真っ白になり、意識を完全に失った。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加