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手紙
拝啓
金木犀の香りが心地よい、澄んだ空の日を如何お過ごしでしょうか。
貴女にも白砂の並木道に咲く金木犀をいつか見せれたらと、切に思います。
さて、突然で申し訳ないですが、この手紙を差し上げたのには理由があります。
近々に貴女のところへある者が尋ねるでしょうから、そのお知らせに。名を雪乃八重といいます。
どうか貴女のことを助ける力となるよう願って…。
それでは、要件のみではありますが失礼致します。
お体に気を付けて。
敬具
柊 奏太
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