手紙

1/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ

手紙

拝啓 金木犀の香りが心地よい、澄んだ空の日を如何お過ごしでしょうか。 貴女にも白砂の並木道に咲く金木犀をいつか見せれたらと、切に思います。 さて、突然で申し訳ないですが、この手紙を差し上げたのには理由があります。 近々に貴女のところへある者が尋ねるでしょうから、そのお知らせに。名を雪乃八重といいます。 どうか貴女のことを助ける力となるよう願って…。 それでは、要件のみではありますが失礼致します。 お体に気を付けて。 敬具 柊 奏太
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!