☆青春戦隊!生徒会5!☆

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フワリと抱き上げられ、そのままその赤い人は跳び跳ねた。 『ヒッ…………………!?!!』 『よっと!よし、ここで探そう!さぁ、お父さんは何色?お母さんは何色?』 『わっ!わわわ!!』 一瞬で飛び上がったのは、生徒会室の真上。正面の大門を見渡せる、あの場所だった。 『ほら、よく見て!』 『た…高い!』 赤い人は俺を更に肩車した。 いや、高い。怖い。 両親の特徴を急かす赤い人には悪いけど、只でさえ高い屋上で肩車。 俺は目を開けられずに、赤い頭にしがみついた。 『大丈夫だから、ほら見ろ!人が沢山で、ついでに町も海も、全てがみはらせる特等席だぞ?』 特等席? それを聞いて、俺は恐る恐る目を開けた。
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