第1章

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     ハウスメルヘン    小説家が経営する思い出を買い取るお店。悲しい思い出、楽しい思い出、素晴らしい思い出、心に残る感動的な思い出、分野を問わず何でも買い取る。ほとんど目立たない小説家だからお金は少ししか出せない。だから客は少ないが、常連客がいた。お店の人気者、ロボットのメモリーがアシスタント。メモリーは両手両足は人間と同じ働きをする。胸はハートの形。尖った部分が下。胸から上はバラの花。メモリーはとても誉め上手。仕事は何ひとつミスなくこなす最高のロボット。話題が恋心や恋愛になると狼狽する。その時だけバラの花の色が変わる、乙女的な部分もある。所が最近はつとにバラの花の色が変わる…
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