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「ああ、周りの迷惑を考えず自分の顕示欲ばかり高いグズどもだ。
警察に通報したところで、移動しつづけているので取り締まりようがない。クソの役にも立たんな。こうなったら、俺たちの出番だ。毎日毎日うるさくて、赤ん坊が起きてしまうママさんのためにもあいつらをほうっていくわけにはいかない」
豊は、愛用のサバイバルナイフを
念入りに研いでいた。
刃渡り20センチはあるだろうか。
特殊なルートで手に入れたものらしく恐ろしいほどの切れ味を持っていた。
「どんな作戦でいく?」
俺は兄貴を敵に回したらどんなに
怖いだろうと思いながら聞いた。
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