脅し

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 あの夜、俺は凜を傷つけてしまったと思う。  泣いている凜に無理やり脚を開かせて。  でも、止められなかった。  隣で何もなかったような幸せそうな寝顔をしている凜がとてつもなく愛おしくて。  同時に罪悪感に襲われた。  俺は何をやっているんだろう。  凜を傷つけることが俺のしたかったことじゃないのに。  俺は眠ることが出来ずに、ぐっすり寝ている凜の頭を撫でていた。  すると、凜はまるで起きているかのように、へらっと笑った。 「……ん、よりとさん、好き……」  その言葉が胸に突き刺さった。
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