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「…………え?」
脳内に直接響く声。それは別に珍しいことでもなんでもない。仕事の指示はいつもこうやって聞こえてくる。
「いえ…………はい、分かりました」
仕事は嫌いではない。そのために自分は存在しいているのだし、ナオヤ達を守るためだと思えばやりがいだってある。だけど…………
「28エリア…………」
そう呟くと、メイは呆然とケーキ屋の前で立ち尽くす。
さっきまでのうきうきとした想いは、一瞬の間に消え去っていた。
仕事は大好き、ナオヤ達を守るため、全部わかっているのに、わかっているのに、ドウシテ…………
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