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俺は少しの間、茫然としていた。その時、俺の携帯電話が鳴り始めた。すぐに相手を見ると、俊太からの電話だった。 すぐに電話に出て、俊太へと大声で話す。 「おい俊太!何で電話出ないんだよ!」 『悪い悪い!風呂に入っててさ!で、何か用か?』 俺はまず先に陸との事を話そうと考えた。そしてワールドの事も話し、俊太は【ブルーシティ】というワールドで始めたそうだ。 『陸には明日謝ればいいだろ。それよりも早く京もうやれよ!このゲーム楽しいぜ!』 俊太はそう言って電話を切った。俺はすぐにワールドを【ブルーシティ】に選択して、次に画面へと進み始める。 次はキャラクター作成だった。ここで自分の操作するキャラクターが作成できるそうだ。 キャラクターの容姿は細かく選択出来て、自分に寄り添った顔が作成できるぐらい細かい。 「これが楽しみだったんだよな!どんなキャラを作ろうかな?」 俺は悩みに悩んだ。自分の名前をもつけるのも悩んでしまった。時計をふと見ると俊太との電話から1時間程が経っている。 キャラクターの顔は目が鋭く、髪は金髪のロックバンドをやってそうなキャラクターにした。 名前は【KYO】で漢字ではなく、ローマ字表記にした。これでやっとゲームを始められる。
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