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“終わった?”
まだ始まったばっかりなのに?
「虹色研究部ってそんなにもヤバイ部活なんですか!?」
「詳しくは話せないけど。部長の國枝 燈は、誰も逆らうことのできない……悪魔だよ」
「あ、悪魔?」
「ちょっと君! 俺の悪口かな? 新入部員が怖がっちゃうでしょうが」
そう言われた進行役の先輩は、肩をビクッと震わせると、吸い寄せられる様に壇上に戻っていってしまった。
「安心しておいで、竹内 乃季。虹色研究部は君を大歓迎しているよ」
再びニッコリと笑顔を浮かべた先輩は、マイクを進行役の一人に渡すと壇上を降りて行った。後を追う様に、他の部員も後をついて行く。
すると長身で黒髪の男子生徒が一人、ピタリと立ち止まった。
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