第1章

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後日、俺は雪枝を遊園地に誘った。 戸惑いながらも嬉しそうな雪枝。 聞くと遊園地に行くのは初めてらしい。 観覧車に乗ったり、ジェットコースターに乗ったりして楽しむ。 雪枝との会話は弾んだものではなかったが静かな微笑がこの時間の 有意義さを教えてくれる。 夜のとばりがロマンチックさを増したころ 俺は勇気を出して雪枝に言った。 「一ヶ月の期間限定でつきあってくれ ないか?」 今まで、女性とつきあったことがない俺は自信がなかった。 だが、一ヶ月のうちに雪枝と 釣り合うだけの男になってみせる。 そんな思いで告白した。
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