0人が本棚に入れています
本棚に追加
「いいよ」
雪枝はあっさりなほど簡単に承諾してくれた。
だけど
その先の言葉が引っかかった。
「でも、その後に私がいるかどうかわからないけどいいの?」
どういう意味だろうか?
一ヶ月後に俺が
彼氏にふさわしい男じゃなかったらふるということだろうか?
真相は怖くて聞けなかった。
かくして一ヶ月限定の彼氏生活が始まった。
そのあいだ、
雪枝に好きになってもらおうと
必死だった。
デートの計画を立て、気づかいをし、男料理で雪枝をもてなした。
最初のコメントを投稿しよう!