第1章

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「…お兄ちゃんなんか変だよ…?大丈夫…?」 「大丈夫大丈夫!で?何を買ってこればいい?」 「テーブルに紙とお金が置いてあるからお願いね」 「行ってくる!」 妹に本気で心配されてるようなのでテーブル上の紙とお金を取って逃げるように自室に戻った。 「えーと…この世界では何を携帯してたかな…?」 自室で鞄や机を確認しながらこの世界での生活を思い出していく。 「…げっ、なんだコレ…余計な事しやがって…」 鞄の中に入っていた見慣れぬ袋を開けると… 中には金や宝石が結構な量入っているではないか。 一緒に入っていた紙に『君の残した功績の足下にも及ばないがせめてもの報酬として受け取ってくれ』と書いてある。
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