エピローグ

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  「そうだね、処分はなしだ」  おれの思いに応えるように、ミロクが言った。  神様とかそんなの信じちゃいないけど、あの声の主がそうだったなら、これはチャンスだと思うから。  これからは、ずっと一緒だよ。 「ミロクー! ジャーキー最後のいっこ、食べちゃうよー!」  店の奥からコハクの声が聞こえ、途端にミロクは目を丸くして慌てて駆けて行った。  
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