第一話 カクテル名「アラスカ」

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110番してる? 俺は盗撮なんかしてないから、別に困ることはないが、レフの方は大丈夫なのだろうか? 壊れてないか確認しようとレフに手を伸ばそうとすると、女が怒鳴った 「触んないで! これはあんたが私を盗撮したっていう証拠なんだから!」 はぁ…何なんだこの女は… 何か腹の虫が収まらない 「そうかい! じゃあ触んないよ。 で、俺が盗撮してなかったらどうすんだ?」 「あんたは盗撮したのよ! 警察にカメラの画像を確認してもらうわ。 そうすれば何もかも判るから!」 完全に犯罪者扱いだな 朝からツイてないな… そして、30分くらいしてパトカーが2台到着した。 駆け付けた警察官に女は 「あの男が私を盗撮したんです! あそこに転がっているカメラで!」 と泣きながら説明した。 女がオレが盗撮したと説明する中、他の警察官が 「女性の方が盗撮被害を訴えています。 ですから、事情をお聞きしたいので署までご同行願いますか?」 と任意同行を求めてきた。 俺にはやましいことはないから、任意同行を承諾した。
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