第1章

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2 どんな店員? 店主、八五郎(愛称:八っあん)は60代の男性。 何事にも一筋。 愛したのは妻だけ。 大根一筋40年。 廃棄ロスに頭を抱えている。 近所の仲間からもそんな不器用さをからかわれる。 「芝居のことはわからねえっつんだ」というのが口癖。 しかし客の話を最後まで聞き、最終的には「おめえさんには、この大根がいい」と決めてくれる。 のちに成功した役者がお礼にきて公演のチケットを持ってくるも、それをすべて店内に一枚ずつ貼っていくのが趣味。 そのチケットを眺め、どんな芝居か想像するのも八つぁんの楽しみ。
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