あとがき

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『俺は魔王で思春期男子!』第二巻を読んでいただきありがとうございます。どうも、サイクです。 という訳で二巻目です。今回は一巻の最後に開催された魔法競技祭のすぐ後からのスタートとなりました。一巻では目立たないようにしようとか言っていた扇は魔法競技祭で一躍有名人になってしまっていましたね。もう学校の誰もが知る存在です。 それでも気にせず、自分が魔王である事を隠しながら楽しくハイスクールライフを送ろうとしていましたが、そううまくはいかないのが人生という物です。 生徒会メンバーと戦っていくと思った人手ぇ上げて! 残念!ラスボスは勇者パーティーでした! VS勇者パーティー。一巻では起きそうで起きなかった激突がついに起きてしまいました。使わないように心がけていた黒魔法さえもバリバリ全開に使うガチバトルです。扇くんのガチバトルはまだ二巻ではありますが初めて書きました。 限られた魔力で英雄と呼ばれた強敵とどれだけやれるのかというのが今回のメイン―――ではなく、『魔物と人間の関係性』を伝える事でした。そして極めつけは『真代扇のマジギレ』です。 作中でもある通り、扇のマジギレは人間だけでなく魔王時代だった魔物たちですら知りません。感情をあそこまで剥き出しにしたのは人生初だったり。それだけ深刻な問題だったという事ですね、これから扇は問題である『魔物と人間の関係性』にどう向き合うのでしょうか。 勇者パーティーである榊 冬一郎が背にしていた黒い剣については明かされませんでしたが、いつか明らかになるでしょう。きっとね。 それではこの辺りで、あとがきを終わらせていただきます。 『俺は魔王で思春期男子!②』ご愛読ありがとうございました!次は三巻でお会いしましょう! ……魔王時代の扇くんがマジギレしてたら世界終わってたのはここだけの話。
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