おっぱいモーニング

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「安心しろアリメーナ、キスっつっても頬っぺただから」 「それでもです!シュリン貴様、魔王様と同棲しているからとはいえそんな勝手は許さんぞ!」 〈いーじゃん、まおーさまも嫌がらないし〉 「こッ、この虫女ッ…!!」 〈誰が虫女よ!私は人間たちには麗しき幻想の象徴とも呼ばれる妖精!悪魔とはレア度が違うんだからね!?〉 レア度ってなんだろう。RPGゲームの出現率かな? 「アリメーナ落ち着けよ」 「これが落ち着いてなどいられません!」 「イヌやネコに舐められたりするのと同じなんだよシュリンのキスは。だからお前がギャーギャー騒ぐような事じゃないよ」 〈………あ゙?〉 「な、なるほど……そうですか、つまり、ペットとじゃれているみたいな物なのですね?」 「そゆ事。それじゃあ行ってくるよ、シュリン、キスは?」 カバンを肩にかけながら靴を履き、シュリンへと目を向ける。 ――小さなビキニ妖精が、炎を纏っていた。それが実際の炎ではなく、灼熱の怒りだと気付けなかった俺は見開いた目のまま固まってしまう。 〈………私が、ペットと同じですって…?ほーん…〉 「えっ、あの…シュリンちゃん?」 〈私はイヌやネコと同等の扱いって訳ですか…へー、ふーん〉 俺の第六感が警告を告げる。これはヤバい、ガチでキレてる…。
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