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気がつけば、毎日のようにしている喧嘩。
最近の翔太は独占欲の塊で、クラスの男子と少し話しただけで怒鳴ってくる。
でも、翔太だってそう。
いや、私よりひどい。
「せんぱ~い!こんなとこに居たんですね」
急に声がすると、翔太の後ろから女の子が走ってくるのが見えた。
彼女は、1年の松島桜子ちゃん。
翔太と同じバスケ部の女子マネで、小動物系な感じで男子に人気がある。
翔太を狙っているようで、翔太も桜子ちゃんに異常に優しくて、私はイライラしていた。
「桜子、どうしたの?」
うわっ……
翔太は、さっきまでとはまるで違う猫なで声を出した。
「先輩に会いたくて~。探しちゃいました♪もしかして、お邪魔しちゃいました?」
そう言って、桜子ちゃんはジロリと私を見た。
その表情はまるで何かを自慢しているようで、私の怒りを更に悪化させた。
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