苦図

7/8
前へ
/22ページ
次へ
「けんちゃん見てよ、こいつ30個ぐらいカップ麺持っててまぢウケるんだけど。」 「本当キモいなこいつ、ひきこもり君かぁ?」 このけんと呼ばれる男は、俺のカップ麺をぐちゃぐちゃに踏み潰した。 「もう行こうよけんちゃん。誰か来たらイジメてるように思われちゃうよ。」 「そうだな、んじゃホテル行こうぜホテル。」 『ガスッ!!』 俺はもう一度腹を蹴りあげられ、 『ペッ!!』 みさと呼ばれる女に唾を吐きかけられた。 「じゃあね~、ひきこもり君。」 と言って俺の視界から消えていった。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加