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薄暗い部屋の奥に一つの人影…
いや、人かどうかもわからない。
「お初にお目にかかります、五十嵐 銀様。」
深々と丁寧に挨拶をしたその人影は、
「ぴ、ピエロ?」
「わたくし、あなた方の世界で死神と呼ばれている者。名をエロスと言います。」
ピエロのようなメイクを施し、金髪の髪をなびかせ、黒いマントを羽織ったこの男は自らのことを死神と名乗った。
あまりの恐怖に声が出ない。
突然の状況を理解出来ない。
頭の中がパニックだった。
そしてそんな俺の状態を察したのか、再び目の前の死神が口を開いた。
「銀様、少し落ち着いていただけますか?話しをしたいのですが。」
なんだあの目は、顔は笑っているのに目が全然笑ってない。
俺は…死ぬかもしれない。。
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