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あまりにも長い間考えていた気がする。
だけど心は決まった、僕はするべきことをする。
カーテンを開いても入り込む光がなかった。暗闇に包まれている自室を抜け出す。
短い廊下を歩き、軋む階段を下る。
足取りが軽い、いやもう止まれないだけだ。
窓ガラスに写る僕の姿は端から見たら酷いものだろう。目は虚ろい、口はぼんやりと開いている。
こんな僕を母さんが見たら悲しむのかな。
悲しみも喜びも失われた僕に残っているのは憎悪だけ。
僕の心の中に、ただ残っているそれによって突き動かされる。
頬に涙が伝わる。この雫の意味を、僕は知らない。
キッチンにたどり着き、包丁を手に取る。
やるべきことをやって、それで終わりにしよう。
僕は寝室に向かった。
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