第1章

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二人の出会いから全てが狂い始めた。 二人が出会わなかったらこんな僕は生まれずに済んだのに。 あの二人に最愛の人を殺された。何も罪がないのに、身勝手な理由で殺された。 それなのに平然と、そこにいるのが当たり前のように幸せに暮らす二人がいた。 その当たり前は、僕にとっての当たり前じゃない。 その空間に僕は存在しない。 そうして僕は部屋に引きこもるようになった。
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