第三の見方 その一

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 ここは、トーキョー。江戸川経済特区。江戸川が眺める防波堤に建てられたカフェ「まごころや」このトーキョーは、こういう建物がはやっているらしい・・・。 「あんでこんなとこに家建ってんだー!」  という言う大声がなり響く中、一人の娘は、「まごころや」に向かっていた。 娘の名はロメ。歩きながら難しそうなテキストがサンバイザーからコンタクトへと表示される。 ロメ「テストにでるんだよねここ、トーキョー江戸川経済特区では、全学生が通信制でえっと、成績優秀者のみ集めた生徒会の「ハートウオッチ」と親が優秀な血を引いている学生を集めた風紀委員の「ソードダンス」は、将来この地を治めるもの同士として時に訴え時に科学の力を借り戦う。そして争いのすえどちらかが大人をも従う最高の大臣となる。難しい・・・。」  ロメ「もう、着いた。カフェ「まごころや」はやくない?」  なかから、声が聞こえる。 チル「別にいいじゃない。ほほっ。」 ピューマ「あんなぁ、母さん。ココ大雨ににあったらどうすんだよ。」 ロメ「誰か・・・いますよね。」 チル「あっ、ロメじゃない。どうしたの?」 ロメ「ピューマに渡したい・・・。」 ピューマ「来たか相棒!ちょっと市役所に行って言ってくんぞ。」 ロメ「つまり、どういうこと?」 ピューマ「家の引越しの手続きだよ!」 ロメ「ちょっとまって。」 チル「いってらっしゃーい。」  ピューマは、信号が赤になり一度足が停まった。ロメも追いついた。 ロメ「どうしたの?急に。」 ピューマ「ああん、ハートウォッチのヤローに俺ん家バカにされたんだよ!」 ロメ「熱血だね。いつもどうり。」 ピューマ「信号青たら行く・・・。」 ロメ「まって今日は、市役所ハートウォッチが、演説してるよ。」 ピューマ「アニィ、だったら電話でぇ・・・。」 ロメ「それも今度は、ソードダンスが、迷惑電話対策週間でお疲れ。」 ピューマ「あんちっくしょ!」 ロメ「気休めにクラシカル商店街いこうよ。」
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