幕間 その四 死国志演義

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翠蓮 (………貴真さんと朗明さん、意識高かったんだなぁ) 馬元義「というか、なんでそんな怯えてるんだ? 蔡文姫の攻撃力が下がったって前回言ってなかったか?」 佐久彦「いや、そんな、幕間の間に七話もあるんだから、蔡炎が対策取ってないわけないですし」 唐周 「………あーー」 ココ 「どうしたの? とうしゅうさん。わたしのかおになにかついてる?」 唐周 「………あれ?」 ココ 「さて、作者さん。始めようか」 唐周 「あれ!?」 馬元義「使い分けて、いるのか!?」 翠蓮 (………あー、でも確かに。………馬元義さんと唐周さんがいると、話が進みやすいなぁ) 蔡炎 「ふふふ。攻撃力が下がったのなら、別の人に頼めばいいわ! さぁ、ココちゃん! あなたの本気、見せて頂戴!!」ニャッニャッニャッニャーーー ココ 「うふ。うふふふふ。さあ、行くよ。『処刑器蔵(エクスキューション・ミュージアム)』」 ドゴン、ドゴン、ドゴン、ドゴン 佐久彦「――――――――――――」アゼン 馬元義「………なんだ!? なんか悍ましい物なのはわかるけど、なんなのかわからんぞ!?」 唐周 「鉄製の、牛ですかね、あれ。それに、2mくらいの女の人の人形? それに、木? でも葉っぱも枝もないですね。先が尖ってます? それに、なんか、小さい、鉄製のものが?」 翠蓮 「………―――――――――」アゼン ココ 「うふ。うふふふふ。馬元義おにいちゃん。唐周おねえちゃん。これはね、世界中の、拷問器具なんだよ。これは〈ファラリスの雄牛〉、これは〈鋼鉄の処女〉、これは〈苦しみの杭〉、これは〈苦悩の梨〉。作者さんへの罰なんだぁ」 馬元義「いやいやいや、もうこの際、漢字表記は置いとくとして、なんでそんなのがここにあるんだ!?」 唐周 「というか、これどっから出したの?」 ココ 「うーん、知らない。いつの間にか思い浮かべた拷問器具を出せるようになったの」 馬元義「どういう事情があれば、拷問器具を思い浮かべるなんて発想が出てくるんだ………」
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