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蔡炎 「さて、クソ虫。あんたはしてはいけないことをしたわ。四幕の! ④は! どこに消えたのよ!!」
佐久彦「………………」ダラダラダラダラ
蔡炎 「読者が離れても仕方のない戦犯よ!?」
佐久彦「いや、もう、マジで、すみません。ごめんなさい。③のあとに⑤を乗っけてしまいました。話自体は抜かしてないです。でも、番号振るのを間違えました。誠に申し訳ありません」
翠蓮 (………さすがに、あの拷問器具を見せられながらだから、すっごい素直に謝ってる)
蔡炎 「ほんとにもう。気を付けなさいよ。さて、処刑だけど、ココちゃん。ギロチンでも出してちょうだい」
ココ 「あは。あははははははは。『準備(セット)』、〈ファラリスの雄牛〉」
蔡炎 「え!?」
雄牛 「ブモオオォォォォ。ブゥモオオォォォォ」
唐周 「なに? なに? なに? なに?」
馬元義「え、作者さん、どこ行った!?」
ココ 「『準備』したから、作者さんはあの牛さんの中。あの牛さん、構造が特殊になってて、あの中で声をあげても、反響しすぎて外には『ブモー』ってしか聞こえないの」
馬元義「それで終わりか? 拷問とか言ってたのに………」
ココ 「なわけないじゃん。何言ってるの? ここからだよ。『開始(ファイヤー)』!」
馬元義「鉄牛の下に一瞬で薪が!?」
唐周 「しかも火がついた!?」
馬元義「え、あの牛の中、作者さんがいるんだよな!?」
唐周 「熱くない!?」
雄牛 「ブモオオオォォォォォォォ! ウモオオォォォォォッォォ!!」
唐周 「ひぃ!?」
馬元義「おい………おい」
ココ 「燃―えろーよー燃―えーろー」
蔡炎 「え、ちょ、ちょっと、ココ!? ここまでやれなんて言ってないでしょ!?」ニャ!?
ココ 「甘いよなー。蔡炎おねえちゃん、作者さんのこと、好きだよね、絶対。そうやって甘やかしてるから、作者さんも調子に乗るんだよ」
蔡炎 「はあ!? 何言って………、って、そんなことより、あれを今すぐ解除しなさい!」ニャ!
翠蓮 (………甘やかしてたかなぁ)←現実逃避中
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