幕間 その四 死国志演義

5/26
前へ
/516ページ
次へ
蔡炎 「さて、クソ虫。あんたはしてはいけないことをしたわ。四幕の! ④は! どこに消えたのよ!!」 佐久彦「………………」ダラダラダラダラ 蔡炎 「読者が離れても仕方のない戦犯よ!?」 佐久彦「いや、もう、マジで、すみません。ごめんなさい。③のあとに⑤を乗っけてしまいました。話自体は抜かしてないです。でも、番号振るのを間違えました。誠に申し訳ありません」 翠蓮 (………さすがに、あの拷問器具を見せられながらだから、すっごい素直に謝ってる) 蔡炎 「ほんとにもう。気を付けなさいよ。さて、処刑だけど、ココちゃん。ギロチンでも出してちょうだい」 ココ 「あは。あははははははは。『準備(セット)』、〈ファラリスの雄牛〉」 蔡炎 「え!?」 雄牛 「ブモオオォォォォ。ブゥモオオォォォォ」 唐周 「なに? なに? なに? なに?」 馬元義「え、作者さん、どこ行った!?」 ココ 「『準備』したから、作者さんはあの牛さんの中。あの牛さん、構造が特殊になってて、あの中で声をあげても、反響しすぎて外には『ブモー』ってしか聞こえないの」 馬元義「それで終わりか? 拷問とか言ってたのに………」 ココ 「なわけないじゃん。何言ってるの? ここからだよ。『開始(ファイヤー)』!」 馬元義「鉄牛の下に一瞬で薪が!?」 唐周 「しかも火がついた!?」 馬元義「え、あの牛の中、作者さんがいるんだよな!?」 唐周 「熱くない!?」 雄牛 「ブモオオオォォォォォォォ! ウモオオォォォォォッォォ!!」 唐周 「ひぃ!?」 馬元義「おい………おい」 ココ 「燃―えろーよー燃―えーろー」 蔡炎 「え、ちょ、ちょっと、ココ!? ここまでやれなんて言ってないでしょ!?」ニャ!? ココ 「甘いよなー。蔡炎おねえちゃん、作者さんのこと、好きだよね、絶対。そうやって甘やかしてるから、作者さんも調子に乗るんだよ」 蔡炎 「はあ!? 何言って………、って、そんなことより、あれを今すぐ解除しなさい!」ニャ! 翠蓮 (………甘やかしてたかなぁ)←現実逃避中
/516ページ

最初のコメントを投稿しよう!

182人が本棚に入れています
本棚に追加