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蔡炎 「ちょっとココちゃん? とりあえず、今回は間違いが一か所しかないから、処刑も一回までにしてくれるかしら?」ニャ、ニャー
ココ 「えー、大丈夫ですよー。作者さん、反省してないかもだし、念のためもう一回」
蔡炎 「あれで反省してないわけないでしょう!? それに死国志も始まってるんだから、次のコーナーに進まなきゃ」ニャーー!
ココ 「………うるさいなぁ」
蔡炎 「え?」ニャ?
ココ 「『準備(セット)』、〈鋼鉄の処女(アイアン・メイデン)〉」
蔡炎 「え!?」ニャ!?
ココ 「蔡炎おねえちゃん。その処刑器具はね。聖母様を象った鉄人形の中に、無数の棘が生えてるの。そしてね、両開きになった扉にも無数の棘」
蔡炎 「ちょ、ちょっと、ちょっと!?」ニャ
ココ 「この扉をゆっくりと閉めるんだよ。そうするとね。聖母様に抱きしめられるようにしながら、その棘がお姉ちゃんの体にぶすぶす刺さるの」
蔡炎 「やめて! ちょっと、やめてぇ!」ニャーーニャーー
ココ 「うるさいなぁ。ほんとにうるさい。せめて処刑を邪魔しないなら、許そうと思ったけど、そうじゃないなら、許さない。わたしの楽しい時間を邪魔するなら、みんな殺す」
蔡炎 「や、や、や」ミ、ミ、ミ
ココ 「じゃあね、お姉ちゃん。『開(ファイ)―――」
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