あとがき

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 やっっっっっっっっっっと、終わったぞ、第一巻ンンンン!  長く苦しいものでした。  一幕の一話をあげたのが、2015年の10月。今が2017年の7月なので、一年と九か月、一冊を書くのにあてたということですな。約二年。………これは、長すぎますな。  まあ、佐久彦はお話を作るのは好きだけど、こうやって形にするというか文章にするというか、ともかく、タイピングや執筆などのアウトプットがとかく嫌いなもので、隔週連載というかなり甘々な縛りを自分で設けていました。それすらも、守れていませんでしたが(汗)。  とまあ、そんな感じでしたが、なんとかここまで書くことができました。これも偏に、読んでくれている読者様のおかげです。  さて、このお話は三国志序盤の黄巾の乱を描いたものです。ちなみに、今巻で登場したのが117名。うち、新キャラが62名でした。前作が新キャラ150人とかだったのに比べたらいい感じですな。  この巻は前巻と違い、物語として一本の軸があります。その軸をいろんなキャラたちが多角的に見るという、いわゆるオムニバス形式の小説なのですが、それが功を奏して新キャラがぐっと減ったのでしょう。きっと。  とはいえ、かなり多いキャラに辟易したのではないでしょうか。  これでもかなり削ったんです。キャラを多くするのはできなくはないですけど、その分描写が増えたりして、長い文章を書くのがめんどくさくなって、適当に話を纏める。そんな自分がありありと浮かんだので、だいぶ抑えました。これでもキャラ減ってると思います。  この巻では史実では意外にも多くは語られていない、戦争の細部も佐久彦の妄想力でもって書いています。他にも、当時の行政区画や、官職名とその役柄など、調べられるだけ調べてわかりやすく書いているつもりです。わかりにくかったら教えてください。  ちゃんと、素人でも玄人でも楽しめるものになってますでしょうか。そこだけが心配です。
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