呪い目(仮)

プロローグ

『知ってる？』

『私の通っていた小学校にはみつるくんと言う少年が行方不明になり、深夜の小学校を徘徊していると言う噂があるの』

『俺が住んでいる場所は4時44分に道に迷うと使われていない小学校の旧校舎の前へ出る。
そのまま旧校舎の中に入ると夕日に染まった女の子が現れ、そのまま道に迷った人を連れていってしまうと言う』

『病院の近くにあるハンバーグ屋さんは病院で死んでしまった患者さんのお肉をミンチにしてハンバーグにしているんだって！』

『お寺の門の前に置かれた熊の縫いぐるみを触ると呪われるって話をこないだ友達から聞きましたわ』

『図書館の閉館後(深夜)にでる白いワンピースの女、結婚を控えた前の日に男が事故に巻き込まれて死んでしまい、男を追って自殺したと言う話です』

『この地域で行われている人形祭りにはこう言う話があるんだ。
その昔、鬼に子供が拐われてしまう事件が多発し困り果てた村人は巫女さまに助けを求めた。
すると巫女さまは子供に似せた人形を玄関に置くようにとお告げをだした。
その後は村人で子供が居なくなることは無くなったと言う話だ』

『深夜、暗い公園に行くと頭のない透けた男が辺りをうろついているんです。
おそらく自分の頭を探してるのではないでしょうか？』

『ここにはまだまだ色々な話があるんだ』