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俺達が巷で噂の一朗くんに会ってから3ヶ月が経った。
相変わらず、俺達4人はいつものファミレスでエネルギーチャージ中。そこに例のおしゃべり女子軍団がやって来た。
「あたし、今日はチーズインハンバーグ2個食うし!」
「あたしはチーズケーキと濃厚チョコケーキ、行っとくわ!」
「うち、今日、ここの食材食い尽くすつもりで来てっから!」
「はぁ~?マジウケるし!」
「ってか、冗談にきまってんじゃん!」
「パンケーキにしようっと。」
「あっ、うちもチーズインハンバーグ行っとく!」
おいおい。お前ら、声でけぇし。羞恥心は、どこへ置いてきた!?
ドリンクバーも飲み干す的な勢いで…恐るべし女子軍団!
「あれ~?ハル達じゃん!」
めんどくせえ奴らに見つかった。そもそも、こいつらのせいで、俺達は一朗くんに会いに行く嵌めになったつーの!
「何だよ。話しかけんな。」
「うわっ!ウケるし!」
「お前らに関わると、ろくなことがねぇんだよ!」
そうタクが言うと
「意味不明なんだけどー!あー!何?アンタ達もチーズインハンバーグ?マジうまいよね~。てか、面白い話あんだけど、聞く?」
このおしゃべり女子軍団は、聞いた言葉を脳内で都合よく変換する《特殊変換機能》を装備している。
「「「「聞かねぇ!」」」」
俺、タク、マサ、ヒロがナイスなハーモニーで断る。
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