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「いや…俺はそんな…。」
俺みたいな優しい人と付き合ってたら?
その言葉が引っ掛かり安城のお母さんに訊ねた。
「…その、付き合ってた奴が原因だったんですか?」
聞いてはいけないと思いつつそう言ってしまった。
『あら…ごめんなさい。違うのよ、付き合ってた方が悪いわけじゃないの。』
安城のお母さんは慌てて弁解をした。
「お母さんはお会いした事があるんですか?」
するとうんうんと頷いて話してくれた。
『亡くなった日と、それからお葬式にも来てくれたわ。だけど、怒りのやり場がなくて彼に当たってしまった…。』
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