第4章~安城の希望~

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「お邪魔しました。」 しばらく話をしてから安城の家を後にしようとすると、 『良かったらまた来てくれるかしら?』 安城のお母さんは眉尻を下げながら訊ねた。 「はい、また是非…。」 そう言って頭を下げると安城のお母さんは柔らかい表情で俺を見送ってくれた。 そしてやはり今度は安城から何か伝言を言い渡してやりたいと思った。 俺に出来ることはそのくらいしかないのだから…。
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