第5章~気付く想い~

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でも安城はそんな俺の気など全く気にもせず健太について喋りだした。 …つーか誕生日とか血液型とか聞いてねーし。 勝手に一人で喋っている安城が生き生きしていた。 死んでんだけどな。 「…あー!!!もう!だからさ、そんなこと聞いても健太を連れては来れねーだろ? どこに住んでんだよ。」 あーあ。 ほんとなら連れてきてやりたくねーし。 …なんで? つか安城の望みならさっさと連れてきて会わせてやりゃーいいのに。 そしたら仕事終わりにこんなことしなくていいし、オバケからのドキドキからも解放されるし、良いことづくめのハズなのに… なんでこんなにモヤモヤするんだ?
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