第5章~気付く想い~

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ギュッー… 何故か心臓を鷲掴みにされたような気持ちになる。 『三谷くん?』 「えっ?あ、あぁ…」 『大丈夫?具合悪い?さっきからなんか考え事?』 「いや…。明日仕事休みだから健太の家へ行ってみるよ。」 『ほんと?やったぁ!嬉しい!』 キャピキャピとする安城が可愛らしかった。 同年代だとは思えないくらい。 あぁ…こいつは5年前の23歳のまま時が止まったままなんだ。 安城といると本当に死んでしまっている事をいつも忘れてしまう。
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