第5章~気付く想い~

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安城とさよならをして家へ帰る。 着替えるのすら面倒でベットにそのまま転がりこんだ。 安城と決まった時間しか会えないのがなんともつまらない。 遅番の時しか会えないし、仕事が終わった訳でもないためだらだらと話もしていられない。 …って気付けば安城の事ばかり考えてしまっている。 大体…なんだよ、つまらないって。 スマホを開いてみるけれど、特に誰といって連絡を取り合う相手もいない。 「あーあ…安城が生きててスマホでも持っててくれたらな…」 あぁ!もう! 安城、安城ってうっとおしいな!! 今度はスマホを伏せて目を閉じた。 (『三谷くん』) 安城の顔が頭に過る。
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