〈五〉便秘気味の彼氏

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 そこへ偶然にも、数人の取り巻きとともに陸巳が通りかかった。 彼はすぐに状況を把握したが、慌てることも、激することもなかった。 代わりに、いじめっ子たちに向かってこう言った。 陸巳:「先生に怒られるから、そういうことはやめた方がいいんじゃないかな。」 この状況を目にして、あんたが思うのはそんなことか。  それ以降、纂がそのクラスでいじめを目撃することはなかった。
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