〈五〉便秘気味の彼氏

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 それにしても、と纂は何かを忘れているような気がしだした。 ここ最近で起こった一連の出来事には、自分と、あの男と、その他にも誰かが関わっているような心持がしたが、はて一体誰だったか。 パズルのピースを一つはめ忘れている。 陸巳:「おはようさん。」 纂:「あ、そっか。」 こいつだ。 陸巳:「え、何それ?新しいギャグ?」 纂:「……マキちゃん、早く理科室行こー♪」 陸巳:「無視かよぅ!」 むしかよぅしかよぅかよぅ(エコー)  これが朝のホームルーム直後のやり取り。
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