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序章、ならびに、ご挨拶。
さて、
世に不思議な事は数多く
怪異や理解しがたい現象はふつうに存在する。
人の世の常識に合わないことは
あらゆる理由をつけて忘却の彼方に追いやるのが
ふつうに生きる人の常でろう。
だが
怪異は怪異にとって怪異ではなく
ふつうの事柄であろう。
人の世のふつう。
怪異のふつう。
怪異にとってごくごくふうつの事を
人が忘却に捨て去る前に記録し、
それを残したい。と、云う欲求をもって
記録し続けて20年。
それらをそろそろ公開しても良いかな、と
小説と云う形で、楽しんで戴く。
…
人名はイニシャルで表記し
語れない部分は削除して公開する。
多少お見苦しい処はあると思う。
その点ご勘弁願いたい。
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