第1章

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時は2322年。人類は、あるプログラムを作成することに成功した。 しかも、それを開発したのは、とある大学の研究施設であった。 そして、そのプログラムの名を施設の人はこうよんだ。 Ice Age  と その名の通りこれは、氷河期そのものを体験することができるという、素晴らしい物だった。 そして、プログラムの試運転日。 8月31日 「兄さん。いくの?」 「ああ。行ってくるよ。」 「まさか兄さんが、あんな凄いものを作るなんてね。」 「そんなこと言ってもなんにもでないぞ?」 「あはは。そんなこともとめとらんよ。」 「……」 少しの間、兄さんが黙りこむ 「兄さん。やっぱり心配?」 「………」 「兄さん?」 「ああ、大丈夫だ。何の問題もないよ。」 「ならいいけど…。」 「じゃあ今度こそ。」 「ああ。行ってくるよ。」 「行ってらっしゃい。」 何気ない挨拶。また、いつもどうりの日常がはじまるんだと思ってた。 でも、これがすべての始まりだった。
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