第1章

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幼稚園につくと、お兄ちゃんおくつをはいて待ってました。 ガラス戸ごしに私目顔だして手を振ってみます。 あ! という顔をして駆け寄って来て下さいました! いつもなら、園庭で遊んで帰るそうなのですが… お母様がどうする?と尋ねると まっすぐ帰る! と仰有ります。 まさか、 まさか、 私目が来たからですか? だとしたら、なんと嬉しい事でしょう! お兄ちゃんと私目、お手手をつないで来た道とは、少し違うルートで帰ります。 あ!あれ、九ちゃんの前に乗ってた車! え?どれ? あれ! ああ!ほんまや! あ!今走って行ったん、ハコバンじゃ! ほんまや!ハコバンや! そんなこんなで、たくさんお兄ちゃんとお話しながら帰って来ました。 お兄ちゃん、荷物を置いて、スモックを脱ぎます。 ボタンをはずすのもスムーズです。 お母様がお茶を入れてくれて、それを一気に飲み干すお兄ちゃん。 帰ってきたから、手洗いをしに洗面所に行くお兄ちゃん と、弟くん。 お兄ちゃん直ぐに戻ってきて、 九ちゃん、来て? はいはい!なんでしょう! 弟くんが邪魔して手洗えんの! よしよし、行こうか。 踏み台を持って行って順番こで、手洗い! せっけんつけて、あわあわあわ! ごしごし! お水で流して、 上手に洗えたね! good job!
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