1人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
目がさめると、そこには澄み渡った青空が広がっていた。鼻から肺へと送られる、植物の青臭さを持った空気は、どこか僕の心を落ち着かせてくれる。身体を起こして周りを見てみると、そこには緑が延々と生い茂っていた。どうやら僕は、草原のど真ん中で寝てしまっていたらしい。
そこで僕は、ある違和感に気づく。まず初めに、身体足からお腹にかけてチクチクとした触感に襲われた。
それに耐え切れなり、立ち上がるが、その視点思いのほか低く、思わず倒れてしまいそうになる。
なんだと思い、身体のあちらこちらを触ってみる。
するとその手足は小さく、胴体は少しくびれており、股間にあるべきモノはなくなっていた。
そうして身体のあちこちを調べていると、僕はあることに気がついた。
「な、な、なんだ…。この・・長い耳は…………?」
どうやら僕は、ロリエルフに生まれ変わってしまったようです。
最初のコメントを投稿しよう!