第1章

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身っつーの?それが大事なんだよ。」 それでなんで僕の方によってくるんだよ。 わけわかめ。 僕とお前の接点なんて、ブラックホールの研究以外ないだろ。あ、そのことで来たのか? 「松岡くんは僕と違ってかっこいいし、しかたないよ。そういえば、あのブラックホールの研究のことで相談があるんだけど・・・。」 ぼっちたるもの、相手を自分より格上だと認める。それは基本です。 てか、外見な話をそらさなきゃやばい。 なにがやばいって、自分で言ってて涙腺がやばい。 でもまあ、ブラックホール関連に限定されるけど、僕の唯一の相談相手だしな。ちょうどいいか。 「いやお前こそ・・。まあいいや。で、相談って?」 「うん。僕、冴川教授にあのブラックホールの中に入らないかって言われてるんだけど、どうした物かなって。行きたいとは思っているんだけどね。」 「は?まじかよ。いくら発信機をもたせた猿が生きてたことが確認されたって言っても・・人体実験はまだ早すぎるだろ?帰ってこれるかどうかはまだわからないんだろ?」 「まあそうなんだけど・・手のひらサイズのブラックホールを人工的に作ったとされる科学者のことは知っているよね?」
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