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私は本当にお父さんの子なのだろうか?
遥はことあるごとに鏡をみながら
思うようになった。
お父さんは色黒で額が狭く、鼻は高いのに
私は色白で額が広く、鼻は低い。
お母さんに似てると言われたことはあったが父に似てると言われたことはなかった。
なんの確信もないがなんとはなくある違和感を感じていた。
もちろんこのことはお父さんにもお母さんにも言えない。
このことを考えだすと、夜も眠れなくなってきた。
学校の宿題もやらなくちゃいけないのに。
自分の部屋から下に降りていくと
ママが、おばあちゃんとテレビを見ていた。
「遥、まだ起きていたの?
寝なさい」
「うん」
といいながら、
ママに甘える。
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