プロローグ

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「私も紗弓みたいにそういう女の子っぽい雰囲気がほしいな。男の人ってなんだかんだでそういう空気好きな人多いよね。それに紗弓って天然だし、もうなんか羨ましすぎる!」 「私にとっては美雪みたいな人に憧れるけどな。でも、これってお互いの無いものねだりかもね。」 「ふふ、そうかも!」 人は、時に自分にないものを相手に求める。 それを羨ましがり、欲しがり。 けれど、 途中で気がつく時がある。 求めても無駄なのかもしれない、と。 それが、自分という人間なのだ、と。
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