第1章

3/4
前へ
/4ページ
次へ
だか、近ごろそうでもないらしいことにきずいた。 「んっ!」と指差した先には 家蜘蛛がいたり、探していたおもちゃがあったり、ゴミが落ちていたりなんらかの情報を 大人に教えているのである。 その正確性は日に日に増していった。 赤ちゃんというピュアなハートだからこそ 感じられるものがあるのだろうか。 んっ! 探していた指輪を発見。 んっ! ガスの消し忘れを指摘 んっ! 宝くじコーナーを指差し、 ロトに当選 んっ! 指差した先にうろうろしていた不審者が 逮捕される。 んっ! 嫁のヘソクリ発見。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加