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それは小学生の時。
一つ年下の妹とピアノのレッスンを受けた後のことだった。
一つの曲を弾けるようになるともらえる一枚のシールが私には、それはそれは楽しみで、その時も妹とはしゃぎながらシールを選んでいた。
「せんせぇ!わたし、これがいい!」
妹が一枚のキャラクターがプリントされたシールを指さす。
「じゃあ、それにしよっか!お姉ちゃんは決まったかな?」
「うん、わたし、これにする!」
「えっ?…」
先生は私を未知の生物を見るかのような目で見た。
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