第1生 僕の役目

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人間はいつから「生きる」ということを義務にしたんだろう。 寿命を過ぎた者でさえ管に繋がれて天国へ行けない世の中は 本当に幸せな世の中だろうか。 小さなSOSに気づいて貰えず、もしくはそれを蔑ろにされて、 諦めてしまった者に頑張れと言う人々は 本当に正義だろうか。 数十億人の考える葦が集まったところで、 本当に正しいこと、間違っていることなんて 誰一人として決められやしない。 ただ、生まれて数年の生、地球にもし目があった時に 瞬きするにも満たないその短い中で人生を悟るのは あまりに愚かで未熟だと、そう思う。 僕は死神…みたいなものだ。 厳密にいえば、違うのだろうけど。 とりあえず、そこら辺の老人よりもずっとずうっと長く生きている。 人間を見つめて生きている。
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