branch 1

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地元を離れた時は、もう二度と帰らないと思った。 帰る必要がないと思った。 会いたくない人 居場所のない家 気を使いながら話しかけてくる人たち 逃げれるなら逃げたかった。 4年間逃げ続けて、やっぱり何も変わらなかった。 そろそろ自分を変えないと、これからも色んなものから逃げてしまう。 明日はきっと、昔と変わらない街並が自分を受け入れてくれると信じて眠りについた。
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